温暖化対策の基礎知識
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2017/12/28
SDGsをどう捉えるか
-日本の環境・省エネの経験をもとに-SDGsとは
コロンビア大学のジェフリー・サックス教授が、「朝日SDGsフォーラム」(2017.11.28)で ”SDGs” について講演した。(朝日新聞、2017.12.13朝刊) 続きを読む
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2017/08/31
望まれる、気候変動・温暖化「適応ビジネス」の活性化
気候変動・温暖化への適応策の重要性
2015年12月に採択されたパリ協定においては、温暖化の適応に関する世界全体の目標設定や適応行動の必要性が、言及されている。引き続き、適応の範囲や取組の効果の測定方法の策定等、詳細な議論の進展が見込まれる。 続きを読む
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2017/08/02
CO2は汚染物質なの?
第90回中央環境審議会 総合政策部会で第5次環境基本計画の中間とりまとめが議論された。(2017.6.29)
その中で、大塚直先生(早稲田大学法学部教授)から「CO2は汚染物質」という発言があった。 続きを読む
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2017/02/16
再生可能エネルギーの動向分析
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- 2014年の一次エネルギー供給に占める水力を除いた再生可能エネルギー(RE)のシェアは、11.4%であるが、その大半は、主に途上国で利用されている薪などの従来バイオである。先進REのシェアはわずか2.2%である。 続きを読む
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2017/02/10
産業の主体間連携とは何?(その2)
―業務・家庭部門から国民運動まで繋がる主体間連携―※ 産業の主体間連携とは何?(その1)
―ライフサイクルで考える製品・サービスの主体間連携―業務・家庭部門の例
業務部門では、ESG投資の推進やグリーンボンドの販売・購入など、金融サービスを通じた取り組みが進んでいるとされている。 続きを読む
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2017/02/09
産業の主体間連携とは何?(その1)
―ライフサイクルで考える製品・サービスの主体間連携―地球温暖化対策として、社会に製品やサービスを提供するバリューチェーンの一部を担っている産業界の取組みが担う「主体間連携」について、経団連の「低炭素社会実行計画」注1)を踏まえて、概観する。 続きを読む
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2016/11/14
パリ協定の批准と1.5℃シナリオ(その2)
3.3 1.5℃上昇の影響
1.5℃シナリオの研究例が少ないのと同様に、1.5℃気温上昇による生態系への影響の研究例も多くはない。 続きを読む
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2016/11/11
パリ協定の批准と1.5℃シナリオ(その1)
気候変動枠組条約(UNFCCC)第21回締約国会議(COP21)で採択されたパリ協定は、世界排出量の55%以上に相当する55カ国以上の国の批准という発効要件を充たし、11/4に発効する。 続きを読む
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2016/10/14
気候変動問題で変わる自動車用エネルギーの考え方
最近自動運転が大きな話題になっているが、その前提として電気自動車が考えられていることも多いように感じられる。しかし、現在の内燃機関自動車もほぼ電子制御化されており、 続きを読む
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2016/10/05
我が国鉄鋼業の協力的セクトラルアプローチ
-地球規模でのCO2削減に貢献-(「月刊ビジネスアイ エネコ」2014年6月号からの転載)
京都議定書の第一約束期間(2008~2012年)においては、日本鉄鋼連盟として自主的な取り組みによる削減計画(自主行動計画)を策定し、さらなる省エネに取り組んだ結果、10.7%のエネルギー削減(目標は1990年比で10%減)を達成した。 続きを読む
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2016/09/28
「厄介な社会問題」としての地球温暖化問題の解決策は?
地球温暖化問題に関しては2050年やそれ以降に向けた長期的な戦略が必要とされる。これを検討するため、先日(9月13日)、経済産業省の長期地球温暖化対策プラットフォーム「国内投資拡大タスクフォース」第二回会合が開催された。 続きを読む -
2016/09/26
石炭の簡単な歴史と概要
石炭には、様々なイメージがあるらしい。まず、斜陽産業の代表との見方だ。10年ほど前のことになるが、財界の首脳陣に石炭の話をする機会があった。その時の最初の反応は、「まだ石炭を使っているの?」だった。エネルギー産業とはあまり関わりのない財界首脳の方のイメージは石炭、炭鉱は斜陽産業の代表ということだった。 続きを読む
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2016/09/20
「カーボン・オフセット制度」と「CFPカーボン・オフセット制度」
カーボン・オフセットとは?
「カーボン・オフセット」とは、市民、企業、NPO、自治体、政府などの社会の構成員が、自分の温室効果ガス排出量のうち、努力してもどうしても削減が困難な量の一部、または全部を、 続きを読む
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2016/09/13
「カーボンフットプリント制度」と「エコリーフ制度」
地球温暖化政策として、国の認証・ラベリング制度の利用も一役買っています。今回は、製品・サービスに“排出量の見える化(表示)”をする「カーボンフットプリント制度」と“環境影響負荷の見える化“をする「エコリーフ制度」について解説したいと思います。 続きを読む
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2016/09/09
排出量取引制度(キャップ&トレード)とは?
炭素の排出量に価格付けを行う「カーボンプライシング(Carbon Pricing)」の施策には、「排出量取引」と「炭素税」があります。「排出量取引」とは、個々の企業に排出枠(温室効果ガス排出量の限度:キャップ)が設定され、事業者は自らの排出量相当の排出枠を調達する義務を負います。 続きを読む
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2016/09/05
カーボンプライシング(炭素価格付け)とは?
温暖化対策を進めるためには、温室効果ガスの排出量を削減することが必要になります。そのための施策としては、「規制」「環境税-炭素税」「排出量取引」があります。 続きを読む
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2016/09/02
専門家と市民をつなぐアマチュアリズム
-「温暖化対策の基礎知識」シリーズにあたって-今回、NPO法人国際環境経済研究所は、「温暖化対策の基礎知識」という特集を設けることにした。これは、余りにも専門化している温暖化問題について、専門家と市民をつなぐアマチュアリズムの視点で解説しようとしたものである。 続きを読む
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2016/08/31
地球温暖化は起きているのか?
地球温暖化、気候変動問題が取り上げられるようになって久しいものの、この問題に懐疑的な方が多いのも事実です。「気候変動問題など起きていない。科学者のねつ造である」、あるいは、「気候変動は生じているがそれは地球の『バイオリズム』であり、人間活動の影響ではない」「太陽の黒点の活動が温暖化の原因」という論を聞くことも多くあります。 続きを読む
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2016/08/26
J-クレジット制度とは?
J-クレジット制度の概要
J-クレジット制度は、中小企業などの省エネ設備の導入や森林管理などによる温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして国が認証する制度です。 続きを読む