桝本晃章 ブログ
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2020/10/16
国富を棄損し成長を押しつぶす激甚自然災害の頻発
― 巨大災害をもたらす激甚気象に対する根本的対策はないのか ―気候変動適応推進会議に防災担当大臣・防衛大臣参加
9月11日、環境省主催の「気候変動適応推進会議」の第三回会合が開かれた。 続きを読む
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2016/04/14
COP21の成果とこれから
(「月刊 経団連 2016年4月号」からの転載)
まだまだ成長が必要なアジア地域が鍵を握る
まず、図表をよく見ていただきたい。2000年から2014年までのエネルギー起源CO2の排出状況を地域別、主要国別に見たものである。 続きを読む
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2015/10/22
パリCOP21を目前にして、気候変動問題についての取り組みを考える
書評:有馬 純 著「地球温暖化交渉の真実 - 国益をかけた経済戦争」主席研究員:有馬 純氏が国際環境経済研究所にWebsiteに連載をしていた「私的京都議定書始末記」が追記され、中央公論新社から新たに出版された。すでに、竹内純子主席研究員が本Websiteでも書評をしている。本のタイトルは、「地球温暖化交渉の真実…国益をかけた経済戦争」である。 続きを読む
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2015/04/27
COP21・パリ会議で、議長国フランスの柔軟な姿勢は活かされるか
先月、「COP21に向けて」と題する第四回欧州エネルギー・フォーラムが開催され、招かれて参加した。欧州以外の地域の人達の意見も聞きたいと言う主旨で声がかかったものだ。会議では、率直な意見交換があり、興味深いものであった。印象深かった点を数回に分けて紹介したい。 続きを読む
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2014/12/03
再生可能エネルギー発電
…語られない“電気の質”と“原因者負担”“質の悪い”お天気任せの自然エネルギー発電
一言で、再生可能エネルギー発電と言うが、ここでは二つに分けて考えたい。バイオ燃料・小水力・地熱等の発電は、まず、ここで指摘する“電気の質”の問題はない。問題があるのは、お天気任せの“太陽光発電”と“風力発電”である。 続きを読む
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2014/09/08
手元に置きたいエネルギー辞典、ダニエル・ヤーギン著「探求」
書評(一般社団法人日本動力協会/世界エネルギー会議日本国内委員会発行 ニュースレター NO.38 2014年8月号からの転載)
渾身の大作
5年をかけて執筆された分厚い大著である。原書は721頁、日本語訳本だと918頁もある。 続きを読む
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2014/07/24
これでよいのか日本!
グラフに見る石油・ガス史上最高値の時代と日本敬意を表したい BP エネルギー統計:Statistical Review of World Energy
毎年、6月に、石油開発メジャーのブリテイッシュ・ペトローリアム:BPが通称“BP統計”(“Statistical Review of World Energy”)を公表している。 続きを読む
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2014/03/14
クリミア情勢とエネルギー
経済制裁に加え、米空海軍の一部が動いた
ロシアがロシア人保護のためといって、クリミア半島に2万人とも3万人とも伝えられるロシア軍を展開した。
ロシア軍が動いた数日後、アメリカは、ウクライナへの内政干渉だとして、関係の米国内資産凍結や米国への渡航禁止の経済制裁を打ち出し、EUも経済制裁を始めた。6日の情報では、アメリカがポーランドにF16戦闘機12機と要員約300人を派遣するという。 続きを読む