解説一覧
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2021/08/12
海洋プラスチック対策において目的と手段の不一致が生まれた背景
前回注1) 、海洋プラスチック対策としてプラスチック「使用量」の削減が行われるのは目的と手段の不一致でありグリーンウォッシュだ、と論じました。 続きを読む
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2021/08/02
古環境学の進展とエアロゾルの地球冷却効果
過去に解説したように注1)、地球温暖化(気温上昇)のスピードは、主に産業革命以前から現在までの「CO2などの温室効果ガスによる温室効果」から 続きを読む
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2021/07/26
エネルギー生産性改善の要因はどう認識されるか?
-『日本の経済成長とエネルギー』(慶應義塾大学出版会)書籍紹介-優れた経済学者は経済統計量の変化や、統計量相互の関係性において数量的な感覚を持っている。 続きを読む
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2021/07/19
バイデン政権予算教書におけるエネルギー環境関係注目点
バイデン大統領が5月28日に発表した予算教書は2050年ゼロカーボン目標達成のためのエネルギー省および関係省庁の強化策が盛り込まれている。 続きを読む
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2021/06/17
「Net Zero by 2050」 の別の顔
IEA 「Net Zero by 2050 Roadmap for the Global Energy Sector」 概要(その4)前回:IEA 「Net Zero by 2050 Roadmap for the Global Energy Sector」 概要(その3)
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2021/06/07
「氷河期が来る」と騒がれた1960-1980年の寒冷期は異常気象頻発
1960-1980年の気象状況
寒冷で異常気象が頻発した小氷河期(1300-1917)以降は太陽活動が活発化し温暖化しましたが、 続きを読む
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2021/06/01
IEA 「Net Zero by 2050 Roadmap for the Global Energy Sector」 概要(その1)
-政策決定者向け要約から-国際エネルギー機関(IEA)は5月18日に、” Net Zero by 2050 Roadmap for the Global Energy Sector”(以下「2050年ネットゼロ報告書」と呼ぶ)という報告書を公表した。 続きを読む
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2021/05/24
都市化と地球温暖化を巡る世界の動き
地上気温の観測データに混入する誤差は様々であるが、中でも都市化による昇温は、国レベルの地球温暖化に伴う長期の地上気温の上昇率(地球温暖化量)の評価に大きな影響を与えうる注1)。 続きを読む
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2021/05/18
FraunhoferとECOFYSによる産業用電気料金の国際比較(第一報)
ドイツでは国内産業の国際競争力を維持するために電力多消費型企業の産業用電気料金に掛かる公租公課や賦課金に加え託送料金までも減免し、 続きを読む
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2021/05/17
バイデン政権電力セクターにおける温室効果ガス削減政策
バイデン米大統領は「2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロ」の目標を表明しており、電力においては2035年までにネットゼロ排出をゴールとしている。 続きを読む
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2021/05/13
「ほどよい」環境の実現への転換と地方政府の課題
環境法令として画期的な内容の法律改正案が、現在開催されている国会(第204回通常国会)に提出されていることに、私は注目しています。 続きを読む
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2021/05/10
「小氷河期」(1300-1917)は寒く異常気象も多かった
地球温暖化は、たいていは「産業革命前」からの気温上昇を議論の対象にするのですが、じつはこのころは「小氷河期」にあたり、自然変動によって地球は寒かったという証拠がいくつもあります。 続きを読む