海洋酸性化が全球で進行 気象庁、世界初の全球監視情報提供開始


 気象庁は、気象庁観測船の観測データをはじめ、国際的な二酸化炭素に係わる観測データを用いた全球の海洋酸性化の監視情報について、世界で初めて毎年定期的に提供を開始する。
 今回の解析により、全球では海洋酸性化の指標である水素イオン濃度指数(pH)は、1990年以降、約0.05(10年あたり0.018)低下しており、海洋酸性化が進行していることが分かった。
 
 海洋は、大気から地球温暖化への影響が最も大きいとされる二酸化炭素を吸収してきたことから、海洋酸性化(=水素イオン濃度指数(pH)の低下)が世界規模で進行している。特に、近年、海洋酸性化に伴いサンゴやプランクトン等の海洋生態系に影響が及ぶことが懸念されている。

 全球の海洋酸性化の監視情報の毎年定期的な提供は世界で初めてであり、気象庁ホームページ「海洋の健康診断表」を通じて更新していく。
 この情報は、気候モデルの検証や国内外の適応策検討等の基礎資料としての利用が期待される。

 気象庁ホームページ「海洋の健康診断表」
  http://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/shindan/index.html

【気象庁】


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