伊藤園、独自の「茶殻リサイクルシステム」を活用した「茶殻配合紙ノート」共同開発


 伊藤園は、独自の「茶殻リサイクルシステム」を活用した「茶殻配合紙ノート」を、文具紙製品総合メーカーのアピカ(埼玉県越谷市)と共同開発した。消臭効果があると同時に、ほのかに茶の香りがする茶殻配合紙(厚紙)を使用した。紙原料(パルプ)の使用量削減にもつながる。5色組パックノートとしてアピカが12月中旬に発売する。

 ノートの表紙と裏表紙に茶殻配合紙(厚紙)を使った。1冊あたり伊藤園の緑茶飲料「お〜いお茶」のPETボトル525mL製品約2本分の茶殻をリサイクルしている。リサイクルでパルプ使用量を削減するノートのため環境教育にも適しているという。7mmのA罫(けい)と6mmのB罫を用意した。5色組850円(税別)の希望小売価格を設定した。

 茶殻配合紙(厚紙)は三層構造で、2層目に茶殻をリサイクルした原料を利用した。厚紙の構造上、茶殻リサイクル製品の特長となる茶の香りがほとんどしない心配があったことから、紙原料と茶殻の配合を調整した。消臭効果は緑茶由来成分による。ノートの消臭率評価では、濃度100ppmのアンモニアガスが30分後に1ppm以下になった。

 伊藤園は緑茶飲料の販売拡大に伴い、製造過程で排出する茶殻の量が年々増え、2016年度は約5万9600tにのぼった。こうした背景で茶殻を原材料の一部にする製品を開発し、茶殻リサイクルシステムを確立した。製品は畳、建材、樹脂製品、お〜いお茶のPETペットボトル用段ボールなど約100種類ある。今後も茶殻活用製品の研究を進める。

【株式会社伊藤園】



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